【ご支援のお願い】2025年度RTA通年活動資金
世界に羽ばたく日本人ロードレース選手の育成に向けて
エキップアサダ若手育成活動「RTA」2025年度運営費ご協賛のお願い from エキップアサダ後援会

日本選手が世界のロードレースで戦うために
いま、皆さまのお力が必要です。
我々エキップアサダ後援会がチームの設立以来サポートする「エキップアサダ」は引き続きツール・ド・フランスで活躍する夢に向けて鋭意活動中です。
彼らの活動に対し、今皆様のご支援が必要です。
下記に「エキップアサダ」(株式会社シクリズムジャポン)と日本自転車界が置かれる状況、並びにご支援に対する具体的な内容を記載いたしましたので、何卒ご一読の上、ご支援のご検討を頂ければ幸いです:
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世界最高峰の舞台「ツール・ド・フランス」で日本人選手が活躍する――それは日本中に希望と感動をもたらす瞬間であり、私たちはその夢の実現を真剣に目指しています。
しかし現実には、若手選手が欧州でキャリアを築くには、語学や文化だけでなく、費用や環境面でも大きなハードルがあります。十分な支援なしには、才能ある選手でも世界に挑むチャンスを得られません。
エキップアサダ(※1)が主宰する「RTA ロード・トゥ・ラヴニール(Road to l’Avenir)」(以下、RTA)は、そうした若者たちを支えるべく立ち上げられた育成支援活動です。
「選手のポテンシャルを正しく見極め、的確に育て、世界へ送り出す」――この信念のもと、欧州での戦いを見据えた一貫支援を行っています。
本ページでは、RTAの活動内容・支援の意義・ご支援の使途などについてご紹介いたします。未来を切り拓く挑戦に、どうかお力をお貸しください。
※ご注意:本資金のご支援(エキップアサダ後援会実施)のお願いは、定期的に実施しているクラウドファンディング(「欧州レース参戦(春・夏)」および「RTAユースキャンプ」時に実施)とは異なり、2025年度のRTA通年運営費に対するものです。
したがって、本ご支援のお願いとは別に、それぞれの開催時期に応じて、エキップアサダ/株式会社シクリズムジャポン自身が個別のクラウドファンディングを立ち上げる予定です。
※1:エキップアサダ…日本のチームとしてツール・ド・フランス出場・活躍を目標にするチーム&プロジェクトの総称。欧州UCIレースで複数回優勝し、日本人選手として初めてツール・ド・フランスで完走した新城幸也を輩出。
↓RTA2025春の欧州レース参戦の模様(動画)↓
*別途クラウドファンディングを実施して実現
■ 日本と世界との差はどの程度なのか?
世界と比べて見えてくる、日本の育成環境の課題
現在の日本のロードレース界は、ジュニア(17〜18歳)世代の段階から本格的な育成環境が整っている欧州と比べて、大きなギャップに直面しています。
欧州では年間1万件を超えるレースが開催され、若手選手たちは日々の実戦を通じて着実に力をつけています。エリート選手は年間6,000〜10,000km以上、U23やジュニア世代でも年間5,000〜6,000kmのUCIレースを走る選手がおり、その中からプロ契約を勝ち取る者も少なくありません。
一方、日本ではジュニア〜U23世代が出場できるUCIレースをはじめとする公式レースの数が、日本国内はもとよりアジア全体でも非常に限られており、若手選手の年間実戦走行距離は1,000〜1,500km程度にとどまっています。このように、育成環境の整備は大きく遅れているのが実情です。
たとえば、日本に住むU19の選手たちは、地域大会、高体連、JBCFなどを掛け持つことで年間およそ20レースに出場可能ですが、これらの多くは守備的なレース展開が中心となり、積極的に攻める選手がかえって不利になる傾向があります。そのため、欧州で体験できるような高い競争密度や戦術的な駆け引きに富んだレースは、日本国内にはほとんど存在しません。もちろん、実力のある選手が勝てる大会は存在しますが、「力を伸ばすためのレース」は極めて限られています。
世界中の選手が目指すツール・ド・フランスに出場するには、世界に18しかないUCIワールドチームに所属する必要があります。過去20年を振り返っても、この舞台に立った日本人選手は、年間わずか1〜3名にとどまっています。
いまだ日本は、世界の「本当のスタートライン」に立つための土台が、十分に整っているとは言えません。

■資金が不足
夢を追うには、あまりにも遠い現実──支援の壁とその打開策
世界のプロレース界では若年化が進み、各国がジュニア世代への投資を加速させる一方、日本では活動資金の不足が大きな課題です。
欧州ではスポンサー支援を受けたワールドチームが育成を主導していますが、日本では遠征費や滞在費の自己負担が重く、継続的なメディア露出も限られるため企業支援の獲得も困難です。
さらに、円安による航空券や物価の高騰が、若手選手の海外挑戦に追い打ちをかけています。
こうした状況を打開し、世界で戦える人材を育てるためには、早期からの欧州経験と、それを支える持続可能な育成・支援体制の構築が急務です。

■ RTA 設立の背景と理念
RTAは、エキップアサダの浅田顕監督が長年の経験をもとに、既存の「日本チーム」という枠にとらわれない形で立ち上げた挑戦型育成活動です。
浅田監督は、新城幸也選手らをツール・ド・フランスに送り出し、エキップアサダでは欧州でも例を見ない成果を挙げました。
しかし、単にチームを構成するだけでは世界に通用する選手は育たないという課題から、「強い意志と実力を持つ若者が、所属に関係なく挑戦できる場」を提供すべく、RTAを始動させました。
固定メンバーの育成チームではなく、有力選手を所属チーム問わず選抜(=所属チーム許可のもと)し、個別強化に注力する――日本の自転車関係者が共有できる活動形態。
そこに、日本ロードレースの現状を変える可能性があると信じています。

■ RTAの主な活動内容
1. 欧州レース参戦(春・夏)
フランスを拠点にUCIジュニア・U23レースに参戦。実戦経験と世界基準の力を養成。
2. RTAユースキャンプ(日本各地にて年5回程度)
日本全国で開催する合宿形式のキャンプで、若手選手の発掘・育成を実施。
3. RTAオープントレーニング(毎週末)
東松山市を拠点に、誰でも参加可能な公開トレーニングを実施し、地域との交流も推進。

4.欧州拠点『EQAパリ・ベース』の運営
フランス・パリ近郊コンピエーニュ(有名レース「パリ~ルーベ」伝統のスタート地)に専用拠点を維持。レース参戦準備、機材整備、トレーニング、宿泊、食事などを一体的に行える環境を確保しています。本場に拠点を構えることにより、欧州レース関係者・主催者との信頼関係を築き、出場権獲得や移籍活動にも有利な地盤が整っています。

■ ご支援の使い道
皆さまからのご支援は、以下のRTA通年運営資金に充てさせていただきます:
• 選手およびスタッフの渡航費・滞在費
• レース車両・機材の輸送費
• 欧州拠点の維持費(家賃・光熱費・通信費・車両維持費など)
• コーチ・メカニック・マッサー・広報などの人件費
•育成キャンプおよび全国連携活動にかかる諸経費
特に、欧州拠点『EQAパリ・ベース』の維持費だけでも年間約500万円が必要であり、円安・物価高の現在、その負担は増加の一途をたどっています。

■ RTAを支える資金構造
RTAは以下の財源をもとに活動を続けています:
•株式会社シクリズムジャポン(エキップアサダ)の事業収入
•エキップアサダスポンサー様からの支援
•後援会(EASO)からのご支援
•特別な行事(欧州レース参戦等)ごとに実施するクラウドファンディング
しかし、安定的な運営体制を維持するには、皆さまからのご支援が欠かせません。
本「2025年度 RTA運営費」協賛願いでは、通年にわたる活動全体に必要な費用へのご支援をお願いしております。
※ご注意:「1. 欧州レース参戦(春・夏)」および「2. RTAユースキャンプ(年5回程度、日本各地で開催予定)」については、それぞれの開催時に応じて個別にエキップアサダ/株式会社シクリズムジャポン自身がクラウドファンディングを立ち上げる予定です。
■ 最後に ― 世界に挑む力を、若者たちに ―
RTAが目指すのは、単なる「出場」ではなく、「世界で結果を残す」日本人選手を育てることです。
そのためには、才能ある若者に機会を与えるだけでなく、持続的な挑戦を支える土壌づくりが必要です。
地味でも、確実に世界に届く道を切り拓いていきます。
皆さまの温かいご支援が、日本ロードレース界の未来をつくります。どうかこの活動に、力をお貸しください。
■ご寄付の方法
1. お申込み:
以下の専用フォームよりお申し込みください。
2. お振込み:
1週間以内に、以下の口座にお振込みください。
銀行名:三菱UFJ銀行 麹町中央支店(店番 015)
口座番号:普通預金 1503912
口座名義人:エキップアサダ後援会
3. ご連絡:
入金確認後、事務局よりメールにてご連絡いたします。
万が一、2週間を過ぎてもご連絡がない場合は、以下へご連絡ください。
entry@easo.jp